「歳を重ねると、体の中の“アレルギーのバケツ”がいっぱいになって、ある日ドバッとあふれる」——よく聞くたとえ話だけど、35歳を過ぎた私に本当に起きた。春になると鼻は詰まる、目はかゆい、頭はぼんやり、夜は眠れない。対症療法でだましだまし乗り切ってきたけれど、年々レベルアップする“春の地獄”に限界を感じて、今年ついに病院へ。
検査の結果:犯人は“ほぼスギだけ”の一点突破
血液検査で跳ね上がっていたのはスギだけ。他の花粉やダニ・ハウスダストは軽度〜陰性。「そんな一点突破ある?」と驚きつつ、敵が特定できたのは前進。対策が立てやすい。
今年は“後悔ループ”を卒業宣言
思い出した私えらい!! 花粉の症状が出るたびに、毎年のように「なんで舌下治療はじめなかったんだろー」って後悔してきた。気づいた時にはシーズン真っ只中で、また来年…と先送り。
でも今年は違う。ちゃんと思い出して、始めると決めた。未来の私に「よくやった!」って胸を張りたいから。
アラフォーヲタクの“現場あるある”が花粉で深刻化
① 花粉でコンタクトが入らず、結局メガネ参戦に
目が充血&ゴロゴロでコンタクトレンズが入らない、入ってもすぐに違和感で涙目——結果、メガネで現場参戦がデフォに。ところがここで新たな問題が発生。
② メガネ×双眼鏡:見えにくい&時々ほんのり曇る
推しが出てくる瞬間を見逃したくて双眼鏡を構えるのに、フレームが視野にかぶってアイレリーフがシビア。さらに呼気の影響や温度差でレンズがうっすら曇る時がある。そのたびに視界を調整している間に神シーンが終わってしまうことも…今年も味わった。
③ マスク×メガネで特典会“気づかれないかも?”不安
感染対策や会場ルールでマスクは外せない。でもマスク+メガネだと顔の情報量が減って、「推しに気づかれないかも?」と不安がよぎる。かといって外すと今度は鼻水ダラダラで笑顔どころではない。毎回ジレンマ。
④ 外現場は本当に無理
屋外イベントは、くしゃみ→鼻水→目のかゆみ→メイク全崩れの四重苦。推しは最高、私のコンディションは最低。春の青空が恨めしい。
だから選んだ:スギ花粉の舌下免疫療法
同じ春を終わらせたい。スギ由来の成分を毎日舌の下で溶かして体に慣らし、アレルギー反応自体を起きにくくしていくのが舌下免疫療法。一般に3〜5年の長期戦。うまくいけば薬やつらさがグッと減るケースもあると説明を受けた。飛散期外の今は、始めやすいタイミング。
期待していること
- メガネ×双眼鏡の視界調整ロスタイム(フレーム干渉や軽いくもり)を減らして、神シーンを目でちゃんと受け取りたい。
- 特典会での“気づかれ不安”を軽くして、目元の笑顔をちゃんと届けたい。
- 屋外イベントで最後まで笑顔でいられる私に戻りたい。
不安も正直に
- 本当に効くのかな?…個人差があるのは理解。焦らず積み上げ。
- 費用と通院…保険適用で毎月数千円程度の目安と聞いた。来春の自分への投資として予算化。
- 副反応…口のかゆみ・違和感など軽いものが多いと説明。異変があれば即相談。
明日、初回投与(院内):流れと私の準備
- 問診と最終確認:体調・既往歴・服用中の薬を確認。
- 院内で初回服用:舌下で一定時間保持→飲み込み。
- 観察:口腔内の違和感などが出ないかチェック。
- 持ち帰り説明:自宅では毎日1回、決まったタイミングで継続。
ここで私が徹底するのは、服用後は5分間、飲食しないというルール(医師の指示最優先)。そして続けやすさのため、「家を出る5分前に舌下 → (5分は飲食NG) → 出発」へルーティンを最適化した。
現場で生き抜く“当面の工夫”メモ(医療以外の生活テク)
- 服用タイミング:外出日は家を出る5分前に舌下→5分は飲食NG→出発。移動中に5分経過していれば、そこから水分OK(医師の指示に従う)。
- 眼鏡×双眼鏡の視界ケア(軽いくもり対策):アイレリーフが長めの双眼鏡を選ぶ/アイカップは短めに調整/フレームが視野に映りこまない位置取り/レンズは防曇クロスでこまめに拭く。
- マスクの密着度:ワイヤー入りで鼻梁に沿わせ、上辺の漏れを減らす(メガネくもり軽減)。必要に応じて上部をテープで軽く固定。
- 呼気コントロール:覗く直前は口呼吸を浅く、上向きに吐かない(くもりを誘発)。
- “気づかれ”の工夫:会場ルール範囲で目元で伝わる表情・胸元で小さく手を振るなどのジェスチャー/名札風の小物や推しカラーのリボンなど自分シグナルを統一。
- 鼻水対策:ポケットティッシュ+ゴミ用ミニ袋を“利き手側”ポケットに固定配置。こまめに水分補給。
- 外現場の備え:帽子・メガネ・マスクの三点セット/帰宅後は早めの洗顔・洗髪で付着花粉オフ。
※医薬品の使用・併用は必ず医師・薬剤師の指示で。ここは私の生活テクのメモです。
続ける仕組み化:家を出る直前ルーティン版
- 出発前ルーティン化:家を出る5分前に舌下 → (5分は飲食NG) → 出発。薬は玄関の定位置に常置。
- リマインダー:スマホで出発5分前に通知。遅延が出そうなら、無理せず医師の指示の範囲で調整。
- 見える化:カレンダーにチェック。1週間達成で小さなご褒美(推しカラーのスイーツなど)。
- 体調ログ:くしゃみ回数、鼻づまり度、睡眠の質、“視界トラブル”回数(見えづらさ/軽いくもり)を一言メモ。次回受診で相談しやすい。
- 無理しない:体調不良日は自己判断で中断・再開せず、必ず医師に確認。
来春、現場をこう変えたい(目標の可視化)
- ① 双眼鏡の有効覗き時間+30%:視界調整のロスタイムを減らす。
- ② 特典会の“気づかれ不安”を半減:アイコン小物+目元ジェスチャーで自己紹介をテンプレ化。
- ③ 外現場の撤退率を下げる
数値で追うと、「効いてるかも」が自分でわかる。小さな変化の積み重ねが、長期戦のモチベになる。
まとめ:私の“春”をアップデートする
- スギだけ重度が判明(検査)。
- コンタクト断念→メガネ参戦で、双眼鏡は見えにくい&時々くもり/マスク×メガネで特典会“気づかれないかも?”不安。
- 後悔ループを卒業:思い出した私えらい!!今年はちゃんと思い出して、舌下免疫療法を始めると決めた。
- 舌下免疫療法を家を出る直前ルーティンで開始(服用後5分は飲食NG)。
- 長期戦は“やる気”より仕組み化で勝つ/医師の指示最優先で安全第一。
明日は少し早起きして病院へ。来年の春、「メガネでも双眼鏡の視界がクリア」「特典会でちゃんと伝わる」「屋外でも最後まで笑える」——その3つを叶えるための第一歩。アラフォーヲタクの私、春の方程式を書き換えに行ってきます!