会えない日をどう乗り越える?大人の推し活バランス論

学び

会えない日をどう乗り越える?大人の推し活バランス論

接触できる界隈の恐ろしさと、距離の取り方

推し活をしていると、つくづく「接触できる界隈って恐ろしい」と思います。リリイベ期間中は週1ペースで会えるチャンスがあり、しかも今回はハイタッチができる特典会。チェキや握手はないのに、それでも「行きたい」という気持ちが止まらないのが、この界隈の怖さです。
実は昨日は関東でコンサートがありました。席は正直くそ席だったけれど(笑)、それでも大きな会場で歌っている推しが尊すぎて、超絶楽しかったんです。
そんな余韻に浸る間もなく、今日は九州でリリイベ。昨日あれだけ幸せをもらったのに、もう「会いたい」と思ってしまう。推し活の魔力って本当にすごいと改めて感じています。

大人だから頑張れば行ける、けれど…

正直なところ、地方の現場も「大人ですから」お金と時間を全振りして頑張れば行けます。かなり無理をすれば、日帰りで朝から晩まで動いて現地に立つこともできるでしょう。
でも、それは「かなり頑張らないと」成立しない選択。金銭的にも体力的にも大きな負担で、翌日の仕事に響くのは目に見えています。大人だから行けるはずなのに、大人だからこそ無理をしてはいけない――その狭間で葛藤するのが一番苦しいところです。

行けるけど、行かない理由

行こうと思えば行ける。けれど、実際の問題を考えると「絶対に行ってはいけない」と判断しました。
まず、家族の目。すでに遠征の予定があるのに、連日家をあけて朝から晩まで不在にするのは、さすがに立場的にまずい。推し活が家庭を壊すようなことになっては本末転倒です。
そしてシンプルにお金がない。交通費に宿泊費、イベント参加費用…。何度も重なると生活に大きく響きます。
さらに翌日は仕事。地方へ行くなら日帰りしか選択肢はなく、朝から晩まで移動漬けで絶対に疲れ果てる。しかも台風まで来ていて、交通も心配。ここまで条件が重なると「やめておこう」と自分に言い聞かせるしかありませんでした。

推しは老後の面倒を見てくれない

よく自分に言い聞かせる言葉があります。
「推しは老後の面倒を見てくれない」。
これは決して冷めた気持ちではなく、自分の中で冷静さを取り戻す魔法のフレーズ。どんなに好きでも、最終的に自分の生活や健康を守るのは自分です。推しは心の支えではあっても、人生の現実すべてを解決してくれるわけではありません。

他人をうらやましがらない

現地に行っている友達のSNSを見ると、やっぱり羨ましい気持ちは出てきます。「私も行きたかった!」と。
でも他人を羨んでいても、自分の現実が楽になるわけじゃない。むしろ苦しくなるだけ。そう気づいてからは、なるべく「自分は自分」と言い聞かせるようにしています。

40代の体力と暑さの壁

さらに大きいのが体調面。若い頃なら「お金がなくても気合いで!」と無茶もできました。でも40代の今、連日の遠征や猛暑の中での移動は正直辛い。体調も万全ではないし、暑さに負けてしまう日もあります。
推しに会えるのは嬉しいけど、体調を崩してしまったら本末転倒。無理をしないことが、長く推し活を続けるコツだと痛感しています。

自分が納得できる距離感を持つ

結局たどり着いた答えは、「自分が納得できる距離感で推し活を楽しむ」ということ。
毎回は行けなくてもいい。すべての現場に行かなくても、推しへの気持ちは変わらない。行けるときに全力で楽しみ、行けないときは自分の生活を守る。それが大人の推し活の形だと思います。

未来の楽しみを“お守り”に

すでに3週間後に現場が決まっているのだから、それを楽しみに待てばいい。
「〇月〇日:推しに会える」と手帳に書き込んでおくと、それが心のお守りになります。今日会えなかったからこそ、未来の喜びはもっと大きくなるはずです。

まとめ:推し活は長く続けるもの

推し活はマラソン。全力疾走を続けてしまったら、いつか息切れしてしまいます。
行きたかった気持ちは本音だけど、それを我慢したからこそ守れたものもある。家族との時間や、生活、体調、そして次に会うときの楽しみ。
接触できる界隈の甘さに飲み込まれすぎないように、自分を保ちながら、納得できる距離感で推し活を楽しむ力を少しずつ身につけていきたいです。

そして何より――推しは逃げない。だからこそ、自分のペースで、無理のない形で、この幸せを長く続けていきたい。

昨日のコンサートの余韻を抱えながら、今日のリリイベに行ける人を羨ましく思う気持ちも正直あります。けれど、大人オタクとしては「会えない日をどう乗り越えるか」こそ推し活の真価。コンサートもリリイベも含めて、自分に合った距離感で楽しむのが一番だと信じています。

タイトルとURLをコピーしました